少子化、それでも活発化する中学受験

このエントリーをはてなブックマークに追加

少子化の中、中学受験熱はむしろ高まっています。最近では公立の中高一貫校も新設がひと段落して進学先として落ち着きを見せ、金銭的に私立受験を諦めていた層にとっても選択肢の一つとして考えられるようになっています。
中学受験をするには、多くの小学生が4年生頃から通塾を開始します。金銭的な負担はもちろん、小学生の子供にとって多大な時間を受験勉強に割かれるという体力的、精神的負担も伴う事になります。
それでも、親が受験をさせたいと願う背景には、地元公立への不信もさることながら、やはり将来を見据えて子供にしっかりとした学歴を、確実に付けさせたいと考えるからでしょう。
学力がバラバラで、落ちこぼれそうな子供に手を差し伸べる必要がある公立中学では望むべくもない、より高度できめ細かい学習の機会を私立中学では得る事が出来ます。そして大学受験への準備期間としての6年間を過ごしてほしいと願うのです。
このことによって、レベルの高い大学ほど私立出身者が多いという状況がつくられています。その結果、高学歴を身に付けるのは私立の方が望ましいという事になり、中学受験がより活発になる原因となっています。昨今では、就職活動では出身大学で学生を見てはいけないという風潮があります。それでも親の世代としては、学歴が無いと就職のスタートラインにも立てず、入った会社でも学歴による格差が厳然としてある事を身をもって感じています。その為子供に学歴の苦労をさせたくない、という思いから中学受験が活発化するのではないでしょうか。

2014年4月4日